【書籍】「盛り」の誕生-女の子とテクノロジーが生んだ日本美意識- 2019年4月18日


著書が完成しました!太田出版さんより4月18日発売です。『「盛り」の誕生 女の子とテクノロジーが生んだ日本美意識』。

発行日: 2019年4月18日
価格:2,400円
amazon:https://amzn.to/2v0VIym


【寄稿】ニッポン制服百年史 2019年3月26日


弥生美術館の展覧会に合わせて刊行された書籍『ニッポン制服百年史』に私も寄稿させていただきました!
私は「1990年代ギャル文化」パートで、「ギャルファッションとメディア技術」との関係について書かせていただいております!

書籍名:ニッポン制服百年史 女学生服がポップカルチャーになった!
著者:森伸之監修 内田静枝編著
出版社:河出書房新社
刊行日:2019年3月26日
価格:1,998円
詳細:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309750361/

寄稿
タイトル:ギャルファッションとメディア技術
ページ:pp.


【寄稿】エクリヲvol.9 2018年11月30日


批評誌『ヱクリヲ9』。写真について、もう少し深く知りたいと思っていたあれこれが、歴史のことから現代のことまで、抽象的なことから具体的なことまで、網羅的に扱われている特集「写真のメタモルフォーゼ」に私も寄稿させていただきました!タイトルは「浮世絵・プリクラ・Instagram」。初の批評文。

書籍名:エクリヲ
著者:ヱクリヲ編集部(編集)
巻号:vol.9
刊行日:2018年11月30日
価格:1,400円
詳細:http://ecrito.fever.jp/realshop

寄稿
タイトル:浮世絵・プリクラ・Instagram――日本の女の子の「盛り」文化と技術
ページ:pp.113-


【自費出版本】シンデレラテクノロジー:セルフィーマシン編 2015年4月22日


「シンデレラテクノロジー」の概要をまとめた「本」を自費出版しました。3巻からなるシリーズであり、今回出版したのはその第1巻「セルフィーマシン編」です。

発行日: 2015年4月22日
価格:1,500円
購入:https://cinderellatechnology.stores.jp/#!/

概要:
シンデレラテクノロジーとは、女の子が「元の姿から加工し、公開して、新しいアイデンティティを作る技術」である。プリクラなどの「セルフィーマシン」、つけまつげ、カラーコンタクトレンズなどの「プラスチックコスメ」、SNSやブログなどの「ソーシャルステージ」など、日本においてこの分野はとてもに発達している。こうした女の子のために発達したこの技術が、未来誰もがバーチャルアイデンティを持つ社会にとって有効になる、というのが本書の趣旨である。

目次:
序章 シンデレラテクノロジーとは
アイデンティティの危惧
女の子から広がるコミュニケーション技術
シンデレラテクノロジーの基本構造
シンデレラテクノロジーの3分野

1章 「盛る」というものさし
女の子たちの「盛る」文化
「盛る」ことの「はかなさ」
「盛る」ことの「遊び心」
「高エネルギー」盛りから「低エネルギー」盛りへ
「固定的」盛りから「変動的」盛りへ
盛る・盛れてる・盛れる
「盛れすぎ」の坂
技術発展と「盛れる」の関係
「盛れる」技術の未来
「盛れてる顔」と「美人顔」

2章 プリクラとは何か
プリクラとは
プリクラの「加工する」機能の進化
プリクラの「公開する」機能の進化
日本の美人画の歴史

3章 プリクラ技術の創成期
パナソニックによる先端的な変身装置
画像通信の研究開発
ゲームメーカーとの協働
長くは続かなかった・・・
オムロンによる顔認識をそなえたアミューズメントマシン
オムロン中央研究所の新規事業
カーネギーメロン大学との共同研究

4章 プリクラ誕生
販売部門で開発した機械
『プリント倶楽部』の技術
最初は売れなかった
爆発的普及のわけ
コンテンツ・プラットフォームとしてのプリクラ

5章 プリクラ技術の成熟期
顔認識技術をプリクラに活用
世界の『OKAO-Vision』誕生
フリューの転機
テックマッチメーカー
男性企画者から女性企画者へ
テックマッチメーカーの条件
プリクラでなくなったプリクラ
プリクラにおける革命の構造
大正時代のテックマッチメーカー

6章 セルフィーマシンの未来
中国のスマートフォン事情
中国における「盛れる」のものさし
未来の女心を予測する方法
未来の女心を操作する方法
アイデンティティの創造を支援する技術

付録 女心とテクノロジー


【学会発表】HCGシンポジウム2014


電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム2014において、東京大学 情報理工学系研究科 相澤・山崎研究室で行っている、化粧の客観的評価に関する研究の内容を発表しました。

テーマ:化粧顔パーツ画像の特徴量抽出とクラスタリングの検討
著者:山本安里彩†1,久保友香†1,山崎俊彦†1,相澤清晴†1,稲垣涼子†2,(†1東京大学,†2フリュー株式会社)
発表者:山本安里彩
日時:2014年12月17日
場所:海峡メッセ下関


化粧の分析はこれまで、特定の人の視点で記述されたテキストの分析や、元の顔と合わさった状態での分析などしか、行われてきませんでした。本研究は、顔画像を用いて、化粧そのものの客観的評価を行うことを、目指しています。
画像を用いた化粧の客観的評価の手法は、”形式知”化されていないものの、化粧やプリクラの商品企画者であれば”経験知”としては持っているもの。本研究はプリクラメーカーのフリュー株式会社ガールズトレンド研究所所長の稲垣涼子氏にも参加いただいています。
WEB上に大量にアップロードされる女性の顔画像から、化粧の客観的分析をできるようになれば、流行の伝播の解明などもできるのではないかと考えています。
まだ始めたばかりの研究プロジェクト。今回はその第一段階の成果を、相澤・山崎研学部4年生の山本安里彩さんが発表しました。


【学会発表】第19回日本顔学会大会 2014年10月26日


第19回日本顔学会大会(フォーラム顔学2014)において、フリュー株式会社ガールズトレンド研究所との共同研究の内容を発表しました。

テーマ:女性コミュニティにおける女性顔の魅力指標の研究−プリントシール機開発現場における経験知の分析をもとに−
著者:久保友香†1,稲垣涼子†2,新本祐一†2,相澤清晴†1(†1東京大学,†2フリュー株式会社)
日時:2014年10月26日
場所:昭和大学 旗の台キャンパス


 ガールズトレンド研究所は、プリントシール機のトップメーカーであるフリュー株式会社内の、女子高生・女子大生の「感性」からトレンドの調査・研究を行う研究機関です。共同研究では、女の子たちが目指す「盛れてる」顔と、それを支援する技術についての、科学的な解明を行っています。
 第19回日本顔学会大会の発表では、女の子たちが目指す「盛れてる」顔が、これまで心理学分野を中心に明らかにされてきた「魅力顔」とは異なることを発言し、議論を交わすことができました。


2013年の研究業績


【学会発表】
久保友香、朏島一樹、山崎俊彦、相澤清晴、「等身大表示による衣服ログの着用追体験システムの構築」、エンターテインメントコンピューティングシンポジウム(EC2013)、34-C1、pp.629-631、2013年10月.

朏島一樹、久保友香、相澤清晴、山﨑俊彦、「衣服コーディネート追体験システムの提案と実装」、情報科学技術フォーラム(FIT2013)、K-007、2013年9月.


2012年の研究業績


【論文】
久保友香、「美人化装置としての『プリクラ』」、日本バーチャルリアリティ学会誌、Vol.17,No.2,2012年6月、 pp.90-94.
PDFファイル

【専門誌】
橋田朋子、上岡玲子、大谷智子、金ジョンヒョン、久保友香、ソンヨンア、中島 佐和子「女性視点のディジタルコンテンツデザイン」映像情報メディア学会誌、 vol.66、 no.2、 pp.97-101、2012年2月.

【著作物】
久保友香、「『浮世絵の非写実的表現に関する3次元幾何学的分析』研究報告」、太田記念美術館紀要「浮世絵研究」第2号、2012年3月.


2011年の研究業績


【論文】
岩舘祐一・相澤清晴・苗村健・広田光一・山崎眞見・及川道雄・小池崇文・片山美和・久富健介・池谷健佑・趙志鎬・久保友香・宇都木契、「インテグラル立体コンテンツ生成のための要素技術の研究」、映情学技報,vol.35,no.42,pp.1-4,2011年10月.

【学会発表】
岩舘祐一・相澤清晴・苗村健・広田光一・山崎眞見・及川道雄・小池崇文・片山美和・久富健介・池谷健佑・趙志鎬・久保友香・宇都木契、「インテグラル立体コンテンツ生成のための要素技術の研究」、映像情報メディア学会 立体映像技術研究会、2011年10月.
久保友香、広田光一、「歴史美人画のデフォルメ表現の三次元再構築プログラム」、第 16 回 日本顔学会大会、2011年9月.

【書籍】
久保友香、「浮世絵とアニメーション」、高木隆司他、『かたち機能デザイン事典』、丸善、2011年1月.
久保友香、「調理道具のかたち」、高木隆司他、『かたち機能デザイン事典』、丸善、2011年1月.
久保友香、「羊羹のかたち」、高木隆司他、『かたち機能デザイン事典』、丸善、2011年1月.

【専門誌】
橋田朋子、上岡玲子、大谷智子、金ジョンヒョン、久保友香、ソンヨンア、中島 佐和子「書評『かたちだけの愛』」、 日本バーチャルリアリティ学会誌、Vol.16、 No.4、pp.250-251、2011年12月.


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